"Hello,"と言われたら...

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"Hello,"と言われたら...

初めて見るプログラム

using System;

namespace NewWorld
{
	class MainClass
	{
		public static void Main(string[] args)
		{
			Console.WriteLine("Hello,World!");
		}
	}
}

これが、みなさんが初めて見るプログラムです。ここでは一つだけ覚えてもらいたいことがあります。

Console.WriteLine()

プログラムは「データの入力→処理→データの出力」という一連の流れにしたがって動きます。今回はその最後の部分、データの出力方法を学びます。

Console.WriteLine()のかっこの中に文字列を入れると、その文字が表示されます。日本語でもOKです。もっとも単純なプログラムです。

今後学ぶ時のために、この機能を「ConsoleクラスのWriteLine()メソッド」と覚えてください。クラスやらメソッドやらの解説はしばらく後でします。

留意点

上のソースコードはMonoDevelopが自動的に作ったものです。ですが、プログラム上の留意点が一つだけあります。

みなさんがプログラムを書く際には、public と書いてある箇所は private で書くようにしてください。そのように推奨されています。

ただし、少なくともC#が登場した当初はpublicが一般的だったので、このサイトではpublicのままで使いつづけます。これは応用的な内容です。publicとprivateはずっと後に学びます。

なお、これはプログラムとは関係のない、Web製作上のことですが、上のソースコードでは「タブ」をそのまま表示しています。厳密にはWebでタブを使うのはよくないのですが、いちいち変換するのも面倒なので、そのままにしています。Webマスターで気になるような方がいても、ご了承ください。

コラム:プログラムの世界へのノック

どんな天才プログラマも、上のような「Hello,World!プログラム」で学習をスタートします。この単純なプログラムにはその言語の特徴がすべて詰まっているだけでなく、"Hello,World!"というロマンチックなセリフがプログラマを惹きつけるのです。

World とはどの世界でしょう。もちろん「この」世界ではありません。「あの世」でもありません。World とは、プログラムの世界なのです。

その「世界」は目で見ることも手で触ることもできません。世界中のどこを探しても見つかりません。しかし、その「世界」は世界中にあるのです。世界中のコンピュータや家電製品、エレベータからiPodにまで、その「世界」は存在します。

この「Hello,World!プログラム」は、そんな目に見えない「世界」への初めてのノックなのです。

その「世界」はきっとあなたを受け入れてくれるでしょう。小学生からお年寄りまで、学ぶ意欲のあるものをすべて受け入れ、未知なる力を与えてくれます。あなたはその力によって世界中のプログラマとつながり合い、理解しあうことができます。そう、プログラミング言語こそ世界共通語なのです。

みなさんの前にはまだまだ多くの課題が残っています。プログラミングは決して誰でもできるものではありません。独創性とユーモア、そして知的好奇心を兼ね備えた者だけが「世界」からより多くの力を引き出せるのです。みなさんはその力を引き出すために努力しなくてはいけません。

しかし、何よりもプログラミングを楽しんでください。プログラマはちょっと変わった人が比率的に多いと思いますが、ユーモアのある人も多いです。プログラムの世界を、思う存分楽しんでください。

外国人のプログラマに "Hello," と言われたら、あなたはもうすでに答えを知っています。元気のいい声で、"World!" と叫んでください。これが、プログラマ同士の挨拶です。(ジョークです。)